「もしもの時に備えて、エンディングノートを書いておいた方がいいですよ」
きっと60代はこのような事を言われたことがあると思います。
そもそも財産なんかないから、書く必要ないでしょ?
いえいえ、エンディングノートは遺言書ではないんですよ。
それに、自分が亡くなったことを知らせてあげてほしいお友だちもいますよね。キンカメさんとか。
エンディングノートは、自分だけが把握している情報や、こうしてほしいと思う希望を書き留めておくためにあるんです。
ちゃんと書き留めておくと、遺族もいろいろな手続をスムーズに進めることができて、とても助かります。
この記事では
エンディングノートの書き方
書き方で悩まずにすむ簡単な方法
を紹介しています。
エンディングノートは30代40代の人でも、備忘録として書いている人があるくらいとても便利なノートです。
またエンディングノートを書くことによって、不必要な口座や保険など、改めて見直すきっかけにもなります。
この記事を読むことで、あなたがエンディングノートを書くきっかけになればうれしいです。
エンディングノートの書き方を紹介

エンディングノートを書くには2種類の方法があります。
◆自分のお気に入りのノートに自由に書く
◆既製品を購入して書く
2種類の方法について、それぞれ説明します。
「自分のお気に入りのノートに自由に書く」書き方
ノートについて
筆記用具について
書き留めておく項目について
上記3点について説明します。
ノートについて
ノートは何でもかまいません。
と言っても、せっかくですから、思わず書きたくなるようなお気に入りのノートがいいですね。
書いた後にも、書き足したり修正したりする必要が出てきます。
高級ノートが「こんなに汚れてしまった」と残念な気持ちになるくらいなら、適度なお値段のものでいいです。
ネット上のエンディングノート、またexcelやwordを使って自分で作成するエンディングノートもあります
『アプリのエンディングノート』
『ネット上のエンディングノート』
『excel』で作成
『word』で作成
何度も書き足しや書き直をする必要があることを考えると、最初からデジタルの方が便利だと思う人もいるでしょう。
その際は、ぜひwebブラウザから利用できるものにしてください。
■パソコンやスマホなどの端末が開けなかった場合
■端末が破損した場合
■USBやディスクが破損した場合
webブラウザから利用できるものでしたら、上記のようなトラブルによる心配がなくなります。
『excel』『word』で作った場合は、ドロップボックスに保存しておくと安心です。
筆記用具について
勝手に直されたり、消されたりしないようにボールペンか万年筆が好ましいです。
ボールペンや万年筆で書いた後にも、書き足し、書き直しすることが度々あります。
そういう場合は修正テープや二重線で直しても何の問題もありません。
ただ、修正テープや二重線は見た目がよくないと思う人は鉛筆で書いてもOKですよ。
いずれにしても、エンディングノートには法的拘束力はありませんから、自分の好きなもので書くのが一番いいです。
書き留めておく項目について
書き留めておく必要があるものを書き出しました。
これ以外でも、他に思いつくものがあれぱ、どんどん書き留めてください。
◆名前
◆生年月日
◆現住所
◆本籍地
◆健康保険証 記号・番号
◆運転免許証 記号・番号
◆パスポート 記号・番号
◆預貯金(金融機関・支店名・口座番号・名義人)
※ネット銀行も忘れずに
◆クレジットカード(カード会社・カード番号)
◆有価証券(証券会社・口座番号・名義人)
※ネット証券も忘れずに
◆口座引落しているもの(光熱費・通信費・会費 など)
◆貴金属・骨董品
◆貸し金庫・トランクルーム
◆借入金・ローン
◆個人的な貸し借り
◆保険(保険会社・保険の種類・受取人・証書番号)
◆年金(年金番号・種類)
書きづらいでしょうが、借入金・ローン、また保証人になっている場合は保証債務についてしっかり書き留めてください。
遺族は、金額によっては相続放棄ができます。
ただし、相続放棄が出来る期限は「相続開始後3ヶ月以内」です。
※延長することも可能です。
トラブルにならないためにも隠さずに書き留めておいてくださいね。
暗証番号・パスワードなどは危険ですので書かないでください。
暗証番号がわからなくても、その他の情報があればなんとかなります。
◆携帯・スマホ(契約会社・メールアドレス)
◆パソコン(プロバイダ・メールアドレス)
◆Webサイト(利用サイト名・メールアドレス・ID・有料サイトは支払い方法)
◆親族・友人・知人
それぞれ住所・電話番号・どういった関係かなど
◆かかりつけ医院(電話番号)
◆残されたペットについて
◆延命処置について
◆介護について
◆葬儀について
◆お墓について
「既製品を購入して書く」書き方
エンディングノートには既製品があります。
◆必要な項目欄がすでに印刷してあるので、項目で悩む心配がありません。
◆慣れないうちは、書きやすい項目を選んで書いていけばいいので、書きやすいです。
◆書店でも文具店でも購入できますから、見比べて書きやすいものを選ぶのも良いでしょう。
私は『コクヨ エンディングノート』を使っています。
使いやすく、丁寧に作られているので、気に入っています。

ディスクケースが付いています。

困った時の事例が3種類、マンガでわかりやすく書いてあります。

預貯金について書き込むページです。記入例があるので書きやすいです。

どの項目も、自分の希望を選択すれば良いようになっているので、とても書きやすいです。
▼『コクヨ エンディングノート』はこちらからでも購入できます▼
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遺言書も書いてみる
エンディングノートには法的拘束力がありません。
ですから、いずれは『遺言書』が必要になってくる人もいます。
『遺言書』が必要な人は、エンディングノートと合わせて書いてみるのもいいでしょう。
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